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エアコンのクリーニングをしないでいると、一体どうなるの?

エアコンのクリーニング 住まいと暮らし

エアコンのクリーニングはするに越したことはない、そのようなことは誰でも知っていますよね。

でも、ついつい面倒くさくて先送りにしているうちに「最後にエアコンのクリーニングをしたのはいつだっただろうか?」なんていう人も多いのではないでしょうか。

中には数年前にエアコンを購入したのだけれど、以来一度も掃除なんかしたことがない、という人だっていらっしゃるかもしれませんね。

エアコンのクリーニングを怠ると、いったいどのような弊害があるのでしょうか。

冷房効果が低下

新しいエアコンはすぐに冷えるのに、古いエアコンはなかなか冷えない、という話を良く聞いたことがあります。

もちろん新しいエアコンになればなるほど性能が良くなってくるので、冷暖房効果が高くなるのでしょう。ただ、理由は性能が最新か旧式か、ということだけでなく、エアコンのクリーニング不足の可能性もあります。

エアコンのクリーニングをしないと、フィルターなどが目詰まりを起こしてしまいます。本来なら100の冷暖房の風を出すのに、目詰まりがあるとそれが影響し、60や70の風しか出なくなるのです。ということは冷たい風も暖かい風もそれしか出ないので、なかなか部屋の中が冷えない、暖まらないということになるのです。

もちろん、あまり冷えない、あまり暑くなりすぎないくらいがちょうどいい、という人もいますが、それはあくまで冷暖房効果が低下した上での温度になります。例えば本来なら冷房の温度を20℃くらいにしたい時、20℃に設定すればいいのですが、冷暖房効果が低下しているのでそれ以下の温度に設定しないといけないのです。そうなると当然より大きなパワーが必要になるので電気代も高くなってしまうのです。

もし、『ウチのエアコンは16℃に設定しないと快適な温度にならないんだよね』という人は、おそらく冷暖房効果が低下している可能性があります。これをそのままにしていると、エアコンがフル活動することになり、故障の原因になってしまうかもしれないのです。

エアコンのクリーニング

エアコンの効きが悪くなった場合

エアコンの効きが悪くなった場合には幾つか原因が考えられます。メンテナンス的な理由としてはエアコンのフィルターが汚れて空気の流れを妨げている場合があります。この場合はフィルターを掃除するだけでエアコンの効きが回復しますので、やってみましょう。

次にエアコンが稼働しているのに余り冷たい空気が出てこない場合は、ガスが減っている事が考えられます。新品のエアコンの場合は工事不良でガスが漏れてしまうとこの様な状態となります。

一度取り外したエアコンの場合は必ずガスが抜けてしまう為、ガス充填をしていない場合は多少エアコンの能力が下がる事があります。また、長年利用しているエアコンの場合はガス不足と同時にコンプレッサーの故障や能力低下も考えられます。

この場合はガス充填でも改善しませんので新品のエアコンを検討する方が良い場合もあります。室外機の周りに物を置くとエアコンの能力が発揮出来ない場合があります。室外機では熱を逃していますが、余りに物を置き過ぎてしまうと排熱の効率が下がり、冷却触媒を効率良く冷やせなくなってしまいます。

エアコンの効きが悪くなったら確認をして見るようにしましょう。エアコンの効きが新品時と明らかに変わってきたら、この様な原因が考えられます。老朽化は仕方ないとしても、それ以外の場合は対処法がありますので注意しましょう。

また、外気が30度を超すような猛暑日にはエアコンもフル稼働でも対処出来ない場合もあります。部屋に対して余裕のある性能のエアコン以外は仕方ないと思って諦める事も必要かもしれません。

電気代が掛かってくる

『エアコンをつけると電気代がかかる』というのは誰もが知っていることではありますが、それでもいろいろ改良され、新しいエアコンなどは非常に電気代が少なくて済む仕様になっています。

それでも東日本大震災の影響や原油価格の高騰により、電力会社でも軒並み電気代のアップが検討されています。そのため、やはり電気代が家計を苦しめてしまうのです。

エアコンは基本的に電気代がかかるものですが、エアコンのクリーニングをしないと、さらに電気代が高くなってしまうのです。エアコンのフィルターや冷却フィン、ファンなどにゴミやほこりなどが詰まってしまうと、どうしても風量が弱くなってしまいます。

エアコンが綺麗な状態なら、風量も多く、設定温度に達すれば一時的に活動が弱くなります。ところが、室内の設定温度に達するまでにはフル稼働しなければいけないのです。そうなると、当然電気の使用量も多くなり、電気代がかかるということになるのです。

エアコンのクリーニング

これは、何も古いエアコンに限った事ではありません。いくら最新の省エネタイプのエアコンを購入しても、エアコンクリーニングをしなければ、せっかくの省エネタイプが無駄になってしまうのです。古いエアコンならばさらに電気代が気になってくるでしょう。

使用する期間によって毎月の電気代も違いますが、2~3年に1回程度のエアコンクリーニング代よりも電気代の方がトータルで高くなってしまうこともあるかもしれないのです。エアコンクリーニング代をケチることで、逆に費用がかかることもあるのです。

臭いニオイを放つ

エアコンのCMなどでは、エアコンから爽やかな空気が出てくるような表現をしています。

もちろん、新しいエアコンを購入したばかりの頃は、きっと綺麗で爽やかな涼しい風、暖かい風がでてくるでしょう。

ですが、長年使い続けていると、きれいな空気どころか、不快な臭いのする空気がでてくることもあります。

これは何もエアコンの故障でも室内の空気が悪いからではありません。それはエアコンのクリーニングをしていないからです。エアコンは室内の空気を吸い込み、冷たい空気や暖かい空気を出すのですが、その際にゴミやほこりはフィルターに吸着されます。

それがどんどん蓄積され、最終的には目詰まりするほど吸着されてきます。それをそのままにしておくと、エアコンから冷暖房の風が出てくる時にゴミやほこりが一緒に出てきてしまうのです。

ただ、それだけだと、それほど強烈な臭いは出てきません。臭いの原因はゴミやほこりではなく、カビなのです。エアコン内は湿気もすごいですから、どうしてもカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。そこから空気が出てくるのですから、臭くないわけがないでしょう。

エアコンの掃除は自分でも出来ますが、せいぜいフィルターの掃除だけでしょう。エアコンの内部のカビまでは除去できません。また、たとえ除去できたとしても、またしばらくするとすぐにカビができてしまうでしょう。そのため専門業者にエアコンクリーニングをしてもらい、カビができにくいように抗菌コートをしてもらうといいでしょう。

エアコンのクリーニング

健康に悪影響がある?

『エアコンのクリーニングはお金もかかるし、それほど冷房効果も低下している気がしない。臭いも別に気にならない』という人も少なからずいるのではないでしょうか。

ですが、電気代や室内温度のように目に見えて分かる変化だけでなく、エアコンのクリーニングを怠っていると時には健康への被害も懸念されることもあるのです。

エアコンの内部がゴミやほこり、カビや雑菌が増殖していると、冷暖房の風とともにそれらが室内に舞ってしまうのです。まさにハウスダストというものです。それを吸いこんでしまうと、ぜんそくやアレルギーが発症してしまう可能性が高くなってしまうのです。

しかも最近の家は高気密住宅がほとんどで、風の通りがまったくなくなります。いままでなら良くも悪くもすきま風などがあり、窓を開けなくても空気の流れがあったものです。

ですが高気密住宅となると、いつまでも汚い空気が室内を舞ってしまうのです。棚などにはたきをかけたりすると、ただその棚にあったほこりが空気中に舞うだけなのです。エアコンも同じで、いつまでもカビや雑菌が室内をうろうろしているので、どんどん体内にそれらを取り込んでしまうのです。

特にぜんそくやアレルギーのある人は注意が必要です。また、小さな赤ちゃん、子供がいる家庭ではそれがもとでぜんそくやアレルギー体質になってしまうこともあるのです。そうなると、お金云々ではなく、子供が苦しんでしまうのです。自分だけでなく家族の健康のためにも、エアコンのクリーニングは定期的に行いましょう。

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