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不要になった車の処分方法

不要な車 買取査定

日本は、世界の中でも群を抜いて車の買い替えサイクルが短い国です。バブル崩壊後の長引く不況のせいで最近では買い替えを我慢し同じ車を長く乗る人も増えていますが、それでもまだまだ諸外国と比較すると頻繁に車を買い替えているといえます。

 

趣味で何台もの車を所有しているような人を除いて、多くの人々にとっては車は生活にとても密着したものです。電車などの交通機関があまりないような地域に暮らす人々にとっては車はまさに「足」であり、一人一台が当たり前という場合も決して珍しいものではありません。

だからこそ強いこだわりを持つ人も多く存在しています。整備しながら大切に乗れば長く使うことができるとはいうものの、やはり飽きてしまったり、他に乗りたい車が発売されたりします。

また転職や転勤、結婚、子どもの誕生など、生活が変わるような出来事が起こったときも、車の買い替えや処分を考える必要があります。

 

車は維持するだけで税金や駐車場代、車検代などの費用がかかります。とくに車検は法律で受けることが義務付けられており、これを受けなければ公道を走行することができません。新車の場合の初回は3年後、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。日本の車検は5~6万円程度かかり諸外国に比べると高いと言われています。

また車検のさいに修理が必要な部分が見つかった場合の費用がいくらかかるかもわかりません。どうせならば大金を使って車検を通すよりも、車を乗り替えようと考える人が出てくるのも当たり前のことと言えます。

廃車

「廃車」という言葉はよく使われますが、法律的には「抹消登録」と使うのが正式です。この抹消登録には「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類があります。

永久抹消登録は一般的な廃車にすることを指し、車籍を完全に抹消するものです。これをするとその車は2度と公道を走らせることができないようになります。

 

一時登録抹消はその車の使用を一時的に止める手続きで、中古車の登録申請を行うことでまた使用することができます。

一時抹消登録中は自賠責保険料や税金を払う必要がなく、長期の海外出張や入院などでその車を使用しないことが明らかな場合に用いられます。一時抹消登録の手続きは自分でも行うことができ、かかる費用は手数料と申請書用印紙代の数百円です。

しかしナンバープレートを外す必要があり、この費用がかかります。ナンバープレートを自分で外すことは法律違反となり、業者に依頼する必要があるからです。

 

永久抹消登録は本来その車がすでに解体済であったり災害などで使用できない状況であったりするときに行われます。自分で手続きを行うときは、解体を行った証明が必要になります。

リサイクル券(使用済自動車引取証明書)に記載されている「移動報告番号」と、解体処理が終了した旨の連絡をリサイクル業者から受けた際の「解体報告記録がなされた日」のメモ書きを持参します。災害で使用不可能となった車の場合は、罹災証明書を提出することになります。

永久抹消登録も手続きにかかる費用は数百円で、自動車を廃車にする場合の費用のほとんどは引取代・スクラップ代・リサイクル料金を払っていない場合のリサイクル料金ということになります。

譲渡などの個人取引

不要になった車の処分方法として、友人や知人などに売る、または譲る、インターネットオークションなどを利用するという手段もあります。業者を通さずに直接個人に売買するため中間マージンが発生せず、その分高く売却できる可能性がありますが、相場をしっかりと把握しておかないと逆に安すぎる値段で売ってしまうという恐れもあります。

 

また書類上の手続きや代金の支払がきちんと行われていなかったり、あとから故障が見つかったりしてトラブルになることもあります。ほかにも輸送の問題や万が一の事故の対応など、車の個人売買は非常に難しく、十分な知識や注意深さを必要とします。友人や知人に車の所有者を変更するには、旧所有者の実印が押印された譲渡証明書や新使用者の車庫証明書などの書類を揃える必要があります。

 

「YAHOO!オークション」などのオークションサイトに出品することで、インターネットオークションを利用して車を売却することができます。入札最低額の設定によって売りたい値段を自分で決めることができる、買い取りや下取では査定額がつかなかったり低かったりしたカスタマイズ・オプションでも高値がつく場合がある、入札者同士が競合することによって高値が期待できる、といったメリットがあります。

 

反対に買い手がつかない場合がある、輸送や書類の手続きがスムーズに進まない場合がある、車の売買はとくに難しくトラブルになる恐れが多い、といったことがデメリットとしてあげられます。

下取り

車の下取は、新車を購入するさいに現在所有している車をディーラーに買い取ってもらい、その買取代金を新車の購入代金の一部に充当することです。次の車の購入と現在所有している車の処分がほぼ同時にできるため、面倒な思いをせずに車を乗り換えることができます。

新車の正規ディーラによる下取は、あくまで自社の新車販売を目的として行われるものです。このため「下取強化キャンペーン」など新車の販売を促進するためや新車との価格調整の結果として、高い下取価格を提示されることがあります。

これは次に購入する新車の値引き交渉が上手くまとまらない場合、下取に出された車の買取価格を上げることで補填するというもので、よく聞かれることです。

次の車も同じメーカー・販売店で購入してもらうために、自社銘柄を高く設定していることも多くあります。メーカーがディーラーに対して下取車が入る毎にリベートを支払うといったような場合、リベート料をそのまま査定額に上乗せするといったこともあります。

新車を購入するのだから下取はより高値で査定されると思いがちですが、実際はそうではありません。下取に出された車の多くは「系列オークション」という限定された流通ルートにのることになり、次の買い手がつくかどうか不明です。

基本的に下取に出された車は販売店としても自らの仕入れによる商品ではありませんし、在庫として残ってしまう可能性も低くないため、思ったよりも安く値踏みされている傾向にあります。

買取り依頼

買取専門店などに車を売却し、現金化することを買取といいます。不要になった車を買い取ってくれるところは自動車メーカー系中古車店・中古車専門店・買取専門店の3つに大きく分けられます。

 

中古車専門店で買い取られた車は自店で販売されることが多く、買い取られた後のルートが限定されます。自動車メーカー系は系列の車であれば良いのですが、系列以外の車はやはり買い取られた後の販売ルートの関係から買取価格が低く抑えられがちです。

 

買取専門店は巨大な中古車市場で、独自の流通ルートをそれぞれ確立しています。買取価格も全国で開催されているオークション価格などを基準にしており、結果として高いものとなることが期待できます。

不要になった車を買い取ってもらう方法で新車へと乗り換える場合、今乗っている車の処分と新車の購入という手間が別々にかかり、面倒な思いをすることがあります。現在乗っている車の売却と新車の納車の時期がずれてしまうと代車を準備する必要もあり、また車を買い取ってもらった代金を新車の頭金に当てる場合には先に車の売却を済ませておかなければなりません。

不要になった車は買取店に持ち込むよりもディーラーで下取に出した方が、簡単に車の乗り換えをすることができます。しかしながら現実として車の買取専門店は全国各地にあり、多くの人に利用されています。このことから考えると買取専門店の買取価格にはそれだけ魅力あるものだといえるでしょう。

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