引越のとき、当日の作業に来てくれたスタッフにチップを渡すべきかどうかよく話題になります。引越業者さんの方では基本「お客様からチップをもらってはいけない」と指導しているようですが、多くのお客様はチップとかご祝儀を出すようです。チップは是非とも払う必要のないものでも、もらった人は嬉しいですよね。しっかり丁寧に仕事をしなくては、という気持ちにもなります。わずかな心付けで気持ち良く仕事をしてもらえるのですから、チップは大切だと思います。たしかに作業員の人は会社から給料を貰って来ているのですし、お客様も引越料金を払っているのですから、ぜひ必要なものではありません。
でも、重い荷物を運んだり、場合によっては炎天下だったり、陽射しが直接当たらなくても暑いところでクーラーなしの作業や、反対に寒いところでの作業になります。なので、そういうことを考えれば、作業の間に一口飲むジュース代ぐらい出しても罰があたりませんよね。チップは作業が終わってからご苦労様と出すよりも、最初に来た時に「ご苦労様、よろしくお願いします。」と出したほうが効果的です。帰り際に出したのでは意味がありません。
それと、出すときは現場監督さんなどにまとめて出すと、その方が作業が終わった後で配ることも考えられますから、一人一人にご苦労さんと直接言葉をかけながら手渡すことをお勧めします。ただ、引越業者さんによっては、強く禁止している会社もあるようです。でも、たとえ受け取らなくても出されれば、やはり出された気持ちは嬉しいですよね。「ウチでは禁止していますから」と言われても用意しておくことをお勧めします。