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中古車査定の基礎の基礎

中古車査定 買取査定

中古車販売業者は、いまや日本全国、またインターネット上にも多数あふれていますが、その「中古車」の定義とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

もちろん、法律によって、厳密な定義があるわけではありません。あるとすれば、古物営業法による「古物」の定義の準用です。この古物については、古物営業法第2条において定義がなされており、「一度使用された物品、もしくは使用されない物品で使用のために取引されたもの、あるいはこれらの物品に幾分の手入れをしたもの」のことを指します。

つまり、自社が販売をする以前に、使用を目的として取引された履歴があったもののことを指します。ゆえに、中古車販売業者で取り扱われている車は、新車販売店から購入するという履歴さえあれば、それで古物扱いになります。いっぽう「中古車査定」という業務形態を指す際の「中古車」というのは、あくまで、その業界における慣例的な用法において、意味をなしているに過ぎないのです。

さて、その慣例的な用法における意味というのは、何ということはありません、「ナンバー登録」がなされた車のことを指します。ゆえに、この意味に基づくならば、一度も乗車していない車であっても、ナンバー登録されてさえいれば、「中古車」扱いになるわけですね。

このような車は、販売店における試乗車などの例が典型例ですね。ただ、一般的には、乗車歴のある車のことを、中古車と呼びますし、なんらかの傷や劣化が見られるのが普通です。

中古車査定のメリット・デメリット

自動車の乗り換えをしたい、というときに、出てくる選択肢は、ディーラーへの下取りか、もしくは中古車販売業者での中古車査定、のいずれかになると思います。それぞれメリットとデメリットがあります。

まず、中古車査定のメリットとしては、その販売店が、買い取った中古自動車を、直接、自らの販売店で販売するという流れかたをする場合には、高額の値段が付きやすい傾向があります。

いっぽうのメーカー下取りの場合には、自動車業界オークションに出品されるか、もしくはリサイクルのために解体される場合がほとんどですので、間に取引が多く入るために、中古車査定に比較しますと、高い値段がつきにくい、という場合があります。リサイクル処分の場合は、処分費用を徴収されることにもなります。

ただその反面、メーカー下取りのほうが、その手続きがシステマティックに終わる、というメリットもあります。中古車査定の場合は、どうしても、複数業者に査定を依頼するという手間が間に入ってきますから、時間的なコストはかかります。

また、最近では、新車販売時に、下取り費用を予め設定しておいて、新車販売価格からその費用を差し引いた額面のみを、分割して支払えば良い、というクレジット販売サービスが展開されています。

このようなサービスを利用している場合には、中古車査定をしてしまいますと、クレジットの総支払い額が、結局新車販売額と同程度となり、お得感がなくなってしまうことにもなります。もちろん中古車査定で下取り設定額よりも、高値が付いた場合には、その限りではありませんが。

中古車査定に関する法律について

中古車査定には種々の法律が関与しますが、その代表例が、自動車リサイクル法、正式名称:使用済自動車の再資源化等に関する法律、です。2005年1月に完全施行されたこの法律では、これまで埋め立て処分がなされていた自動車のシュレッダーダストおよびエアバッグ類・フロン類の処分をメーカーに義務付けられ、その処分費用を、自動車の保有者が負担する旨が定められています。中古車査定を受ける側にとって気になるのは、その処分費用の負担です。

この負担金額は、通常、新車を購入する際、その新車の価格に含まれており、その際にリサイクル券が発行されることになります。そして中古車を売る場合には、このリサイクル券を提出することになるのです。

ちなみに、もしこのリサイクル券への費用が前払いではなかった場合には、メーカーへの下取り時には、その際に料金を支払う必要があります。また、中古車査定をしてもらう際には、リサイクル料金を考慮した買取価格が提示されることになります。また中古車査定において、重要になるものとして、エコカー補助金制度なども挙げることができるでしょう。エコカー補助金は、それを受け取ってから、1年以内に車両を売る場合には、返納義務が生じます。

つまり、実質的には、その車両を1年間保有し続けなければ、その補助金が自分のものにならない、ということですね。この点は通常、中古車販売業者などから(トラブルを防ぐために)説明があると思いますが、なかには、そのような説明をスキップする業者(担当者にもよるでしょう)もいますから、よく覚えておきましょう。

中古車査定の流れは?

中古車査定は、どのようなプロセスによって構成されるのでしょうか。まず、より自分の希望に近い査定額を求めるのであれば、複数の中古車業者に査定を依頼することになりますね。もし、手短なプロセスで車を処分したい、と臨むのであれば、わざわざ中古車販売業者に頼まずに、メーカーに下取りをしてもらえば良いだけの話です。中古車査定を依頼するのであれば、複数見積もりはほぼ必須であると考えましょう。ただその複数見積もりというのが、実際、面倒であるわけです。

ただ最近ではインターネットを介した複数見積もりが可能となっていますので、おおよその料金だけをインターネットで見積もりをとり、その提示額のなかで、納得のできる業者を数社ピックアップし、その数社に、実際に車両を見てもらい、査定を行ってもらう、という流れが通常かと思います。その査定額に納得をすることができれば、書類手続きに移行することになります。

書類手続きに際しては、納税証明書や車検証など、車両に関する書類が複数必要になりますので、予め準備をしておきましょう。事前に中古車業者に確かめておくのがベストですね。

査定額の支払いに関しては、業者によりけりで、後日指定口座振り込みという業者もあれば、キャッシュでその場払いというところもあると思います。いつその金額が手に入るのか、というタイミングは、中古車査定に臨むに際しての関心事のひとつであると思いますので、これも各業者の違いを比較しておくことが大事です。

中古車査定のコツとは・・・

中古車査定にも、コツというものがあるかと思いますが、どのようなテクニックを実践すれば良いのでしょうか。まず、基本中の基本は、「焦らない」ということです。「もし焦るのではあれば、最初から中古車査定ではなく、メーカーに下取りに出せば良い」というだけの話。車を手放そう、新車に買い換えようと考えているのであれば、時間的余裕をもって中古車査定に臨むべきです。

その時間的余裕を何に使うかと言えば、複数業者からの見積もりに、時間をかける、ということです。中古車査定を行う業者には、様々な利害があります。

この、利害の多様性こそが、ポイントになります。そのまま直に販売しよう考えている業者もあれば、オートオークションで出品しよう、と考えている業者もいます。その業者が取りそろえている車種のバリエーションによって、査定対象の車の価値が乱高下する可能性があるのです。つまり、その業者のバリエーションの中に、たまたま、査定対象となる車がなく、ぜひそのバリエーションの中に加えたいという場合には、少なくとも「他者より多くは出します」というスタンスで、業者側は臨んでくることになります。

ただインターネット上の簡易見積もりだけでは、査定額は決定せず、実際に車体のチェックが行われてはじめて査定額が決まります。この現車査定に関して、やや心が折れるかも知れませんが、複数業者を一挙に招くという技を使うことも可能です。ここでの相互牽制を狙うわけですね。

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