カンガルーの引越し便という名前でおなじみなのが、西濃運輸が提供する引越しサービスです。
西濃運輸は、岐阜県で創業した運送会社であり(西濃の「濃」は、濃尾平野の「濃」であり、岐阜という地域を象徴的に表す漢字でもあります)、現在も運送事業を主たる業務として取り扱っていますが、それに付随するかたちで、引越し事業も取り扱っています。運送会社が手がける引越し事業であるとは言え、西濃運輸のカンガルー引越し便においては、単身の引越しから家族の引越しまで幅広いバリエーションで飛び上がっています。
とりわけ特徴的なサービスを挙げるならば、「カンガルー単身MAX+1」というものが筆頭にあがるでしょう。これはヤマトホームコンビニエンスや日本通運が提供する単身パックサービスと同等のものなのですが側で用いられるボックスの大きさが、2.5㎥と、非常に大きなサイズである点が特徴です。またこれよりも小さい1.5㎥のボックスも利用することができます。
また商品名である「MAX+1」の「+1」というのは、自転車を1台まで、ボックスとは別に運送します、という内容であり、単身パックを利用する際の悩みの種の1つである、自転車問題が、これであっさり解決する、という運びになります。ボックス1つ(2.5㎥のほう)を運ぶ料金は、例えば東京から名古屋の距離ですと、27,000円ほどで、この料金は基本的に時期・曜日で変更がありません。もちろん、荷物がはみ出す場合には、小さいボックスを追加で利用するなどの方法が考えられます。