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家具・家電リサイクルショップの出張買取を利用してみた・・・その驚きの結果とは!

特集

2016年3月下旬の土曜日に石川県金沢市から兵庫県神戸市に引っ越しをしました。

引っ越しの理由は、勤めていた会社を退職し、親類のいる神戸に一時的に居候する為です。

当時は会社員で部屋は1DKのアパート、神戸の居候先は2LDKのマンションで3人住まいでしたので所持していた多くの家具や家電は引っ越し先と重複して逆に邪魔になるので、金沢市で処分し、引っ越し業者を使わず、自家用車1台分に載る量だけ載せてセルフ引っ越しをすることにしました。

そこで早速、金沢で家具や家電の出張買取を数社の業者に依頼したのですが、ここからは本当に予想外の出来事の連続でした。

3月の買取業者はどこも大忙しで受け付けてくれない

まずその始まりは、あまりにも買取業者がつかまらないということです。

3月下旬という引っ越しシーズン真っ只中という時期的な影響も大きいとは思いますが、名前の通っている大手の業者はもちろん、個人経営を含めた地場の業者でさえ、「今の時期はもう予約でいっぱいです」や「出張見積もりは今受付できません」といった感じで門前払いで、中には「今の時期になってから言ってこられてもそれはダメですよ」と冷ややかに突き返してくる業者もありました。

こうして数々の業者に断られ続け、いきなり心が折れそうになりながらも電話を片っ端からかけ続けていると、ある地元の個人経営の業者が、「かなり条件付きにはなるかもしれないですけど、それでもよいのであれば何とか都合つけることができるかもしれません」と話に乗ってきてくれました。

早速その条件を聞いてみると、まず事前に出張見積もりに行くことはできない、日にちと時間は絶対に変更不可、1人体制で回収に行くので荷運びを手伝ってもらいたい、当日の他現場の回収状況により訪問が大きく遅れる可能性がある、と以上のような突っ込みどころ満載の内容でした。

しかしこの機会を逃せば次にいつ業者がつかまるかわからない状況から、渋々ではありましたがこの条件を呑んで依頼することに決め、回収の日まで2週間ほど時間の余裕がありましたので、冷蔵庫や洗濯機、電子オーブン等の家電は中から外までしっかりピカピカに磨き上げ、家具も磨き上げた上に傷んでいる箇所は接着剤やヤスリなどを使って補修し、少しでも高く買い取ってもらおうと出来る限りの手を尽くしました。

そして待ちに待った運命の日、大きく遅れるかもしれないと事前に言われていましたが、ほぼ約束の時間通りに業者さんはやってきました。ある程度の待ちぼうけは覚悟していたので少し拍子抜けしましたが、気を取り直して部屋の中へ案内し、早速買取査定を始めてもらいました。

査定価格に愕然!その驚きの査定額とは!?

この時自分の心の中では、家具も家電もピカピカに磨き上げて補修もしているし、家電はどれも使用約5年ほどでまったく故障もしていないし、ベッドや物置棚といった家具に至っては、1年ほどしか使用していないまだまだ新しいものだったので、そこそこいい値段は付くだろうなという自信に満ちた思いと、業者さんも忙しい中無理してきた甲斐あって良い掘り出し物と巡り合えたでしょ?という優越感にも似た思いを同時に感じていました。

そして査定が始まってからわずか2、3分ほどでしょうか、業者さんから査定が終わりましたとの声がかかったので、慌てて業者さんの元へ行き査定結果を書いた1枚の紙を見せてもらったのですが、そこには思いもよらぬ衝撃の結果が書かれていました。

その結果とは、家電はどれも0円での引き取りで、家具に至っては処分費用として1万5千円かかる、という自分の事前予想と大きくかけ離れたものでした。

私は何かの間違いかと思いすぐに業者さんに、家具の家電もキレイだし故障もなくまだまだ使えるのに、値段がつかないどころか処分費用を取られるのですか!?と問いただしましたが、業者さん曰く、家電類は5年も経っていれば価値はかなり低く、本来なら逆にリサイクル料金がかかるところだけど、状態がキレイなのでよくても0円での引き取りで、家具については使用年数がどんなに短くても、大きいものやすぐに買い手が現れなさそうなもの、大手の家具店で販売しているような普及品は基本値段つかないので処分費用がかかる、とのことでした。

事前の予想と実際の結果があまりにもかけ離れていたのと、本当にそんなものなのだろうか?という小さな疑念から、もう1度別の業者で見てもらおうかとも考えたのですが、すでに約2週間も待っている状況で、もう部屋の明け渡し期日も迫っており、もし処分が終わらなかったらもっと大変なことになるので、泣く泣くこの業者さんに処分してもらうことに決めました。

家具・家電をタダで持ち帰った業者は、それを売るのでは?と勘ぐっていたが・・・しかし!

そこからはすぐに搬出作業に移り、当初の条件通りに搬出の手伝いをしたのですが、当時住んでいたのが2階の部屋でしたので、重いものを運ぶ時は階段を下りるのがとにかく大変で、慣れていないこともあり体の変なところは痛めるわ、初対面の人との作業で呼吸が合わずに気は使うわで、最後の家具を1階に降ろし終えた頃にはヘトヘトの汗だくになっていました。

そこから最後は業者さんが、トラックの荷台に荷物を積み始めたのですが、この時衝撃だったのが、家電を毛布で包みながら積み終えた後、家具を積み込む際、家電の時とはまるで打って変わって、まるでゴミを扱うかのように放り投げたり、壊したりしながら積み込んでいたことでした。

私は、家具は価値が無いとか業者さんは言っていたけど、なんだかんだ持って帰ってどこかで販売するんだろうな、と勘繰っていたのですが、この光景を目の当たりにしてハッキリとこういった使用済みの家具にはあまり価値が無いんだなと実感したのと、愛着のある家具もあったので少し悲しい気持ちになりました。

しかし感傷に浸る間もなく、業者さんから料金の支払いを求められたので、イタチの最後っ屁ではないですが、「こんなにもお金がかかると思っていなくて、この料金お支払したらご飯食べることが出来なくなるので少し勉強してもらえませんか?」と粘ってみたのですが、「この時期の作業で値引きは全然むりですね~」と軽く一蹴され、そのまま業者さんは風のように去っていきました。

以上が今回の私の引っ越し体験談ですが、最終的な今回の引っ越しの総括としては、家具と家電は失い、処分費用として1万5千円支払い、体の変なところを痛め、疲労困憊した、という何とも言えない結果になりました。

今回の失敗から学んだこと

今回の私の引っ越しは退職に伴うものでしたので費用を抑えたかったのと、転居先に家具家電が要らなかったので最終的にはこのような判断をしましたが、まだ新しい家具や家電や思い入れのあるものがある時は、その必要性と価値をしっかり考えて、引っ越し業者を使って運んでもらうのか、処分するのか、レンタルボックス等で一時保管するのか等、しっかり考えること、また基本的なことかもしれませんが、引っ越し時期をしっかり調整する必要があるとつくづく感じさせられました。

また蛇足かもしれませんが、時間や手間をかける余裕があれば、フリマサイトや地元の交流掲示板等で貰い手を募集したり、これは今回の業者さんから教えてもらった話なのですが、軽トラを数時間借りてきて、各自治体の粗大ごみ処分場に直接持ち込めば、地域によっては数千円程度でかなりの量を引き取ってくれる所があるそうです。

引っ越しに限らず家具等の処分をお考えの際は、そういった所も1度調べてみるのも良いかもしれません。

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