物が溢れかえっている現代では、収納をしっかりしないと、部屋の中に物が散乱して、人が暮らすスペースを狭くしてしまいます。
そして、ものが行方不明になって、ものを探すイライラ、探すという行為の無駄な時間、そして、肝心なことが出来なくなってしまうイライラ、ダブルどころか、トリプルでイライラが襲ってきます。
これを防ぐのが上手な収納であり、毎日をスッキリと爽やかに暮らすコツなのです。
その人の頭の中の状態と、部屋の状態は同じだと言われています。
部屋の中が乱雑でグジャグジャしている人の頭の中もやはり、スッキリせずグシャグシャだと言われています。
あなた自身も、足の踏み場もない自分の部屋を見て、自分自身でイラついたこともあるのではないかしら?
収納場所がしっかりしていれば、使う⇒しまう⇒使う⇒しまうというサイクルがスムーズに行われます。
ところが、使ったものをきちんとしまっていないと、使う【使うと思ったら見当たらず大騒ぎをして探す】⇒しまう【きちんとしまわない】⇒使う【再び大騒ぎをして探す】という結果になり、仕事は遅れるし、イライラのストレスが溜まる、という結果になりかねません。
そして、困るのが物を探した後の部屋の状態です。大騒ぎをして探した後の部屋の状態は、さらに物が散乱して酷い状態になっていることが想像できます。自分がそうでしたから。^^;
きちんと収納してあれば、気持の良い部屋で過ごせます。探し物する余計な時間いりません。探すストレスもありません。人生をハッピーに過ごすには、「収納」をきちんとすることも大切です。
たたむメリット・デメリット
衣類をしまうのには、「たたむ」と「吊るす」とがあり、そのどちらにもメリット・デメリットがあります。
日本古来の衣類の着物は箪笥にたたんでしまいましたが、同じ形にきちんとたたまれた着物は、引き出しの中にたくさん入りました。
そして、着物のたたみ方は決められたたたみ方があります。縫い目に添ってたたみますから、他の部分におかしなたたみじわを作ることもありません。
なので、着物の場合は、たたんでしまうのがベストで、それ以外には考えられませんよね。
しかし、洋服の場合は少々事情が違ってきます。洋服をたたんでしまうと、洋服によってはたたんでおいた筋がくっきりと残ってしまいます。たたんで重ねると、下の衣類は上からの重みでプレスされ余分なしわがつくなどしますが、それでもシーズンオフなどはたたんで収納することで、効率良く収納できますし、Tシャツなどは、吊るして収納しておくと肩が伸びやすいなどのデメリットもあります。
洋服をたたんで収納するときは、タンスの引き出しの内部の大きさに合わせてたたんで収納することで、より綺麗に見た目良く、たくさん収納できます。同じ大きさにたたむには、四角に切ったボール紙を用意しておいて、それに合わせてたたむことで大きさが揃えられて便利です。
ただし、アウターやジャケット、そしてコート類は吊るしておいた方がキレイな状態を保てます。ニット類などはたたんで収納することで、でれーっと伸びて型崩れをすることが防げます。
吊るすメリット・デメリット
衣類を収納するとき、たたんで収納したほうが良いものに、吊るして収納したほうがよいものとがありますが、ジャケットやスーツなどは吊るして収納するべきですよね。
でも、部屋の中に吊るしておいてはホコリになってしまいますから、クローゼットや洋服ダンスにかけておきましょう。
洋服ダンスに吊るすときは、同じ大きさの細いハンガーの方がたくさんかけられて便利ですが、スーツなどは厚みのあるハンガーの方が型崩れが防げていいですよ。
外出から帰ってきたときは、すぐにハンガーにかけてクローゼットにしまうのは止めましょう。着ていた体温が残ったまましまっては、湿気が残っていますし、ハンガーにかけたところを見て汚れがついていたら、汚れを落とすこともできます。
また、夏など特に汗をかいた後などは、汗ジミにもなりますし、暫くかけておいてからクローゼットなどにしまいます。
上記の注意は長期間、季節外れのものをしまう時は特にそうですが、汚れがついていると、そこの虫が喰って穴が空いたり、カビが生える原因になったりして大変です。
ハンドバックなどは、箱の丁寧に入れて押し入れなどに収納する人もいますが、広い家や押入れがたくさんあるならいざしらず、それではスペースを取りすぎてしまいます。吊るして収納したほうが、たくさん収納できますし、また、型が崩れなくお勧めです。
一人暮らしの人の部屋で、一番足の踏み場もなく散らかっているのが衣類だといいます。
散らかっている衣類から、朝着ていく物を探しだしている女性がテレビの画面に流れていました。
衣類の散乱している状態ならまだしも、幾日も洗っていないキッチンのシンクの中の汚れた食器の山、カビだらけの浴室を恥ずかしげもなくテレビで公開している人もいますが、考えられません。
この状態が平気になるのだけは避けましょう。これらの映像を見て、「私だけじゃなかった!」と、安心するのだけはおやめください!!!
むやみに収納家具を増やさない
収納上手になりたいと、むやみやたらに収納家具を買い込む人がいます。それをやったら尚更ものが増えてしまいますし、片付けにくくなります。
お片付けは「片付けやすい!」というのが1番で、片付けやすいことがキレイな部屋を保つポイントです。
収納家具を買い込まなければいけないほどものが増えていたら、いらないものを処分するべきです。
物に支配された暮らしは本末転倒です。不用品を処分してこそ、スッキリとしたスペースで、心もスッキリと暮らせます。
そして、ものを収納するスペースは、極力デッドスペースを活用して生活空間をできるだけ確保して、ゆったりと暮らせるように心掛けましょう。
例えば、ベッドの下の空きスペースもしっかり活用します。デッドスペースを活用して出し入れしにくい収納には、普段あまり使わないもの収納しておいてください。
廊下の隅の高いところには、突っ張り棒を張って、物を置けるスペースを確保します。釘なので固定するわけではないので、物が落ちてきたら大変です。
なので、その上には比較的軽い物を収納するようにします。乗せる箱などの色も統一しておくと、見た目もスッキリですよね。
壁に付けられる家具というのも売られています。
「飾る」と「収納」とを意識した使い方で、普段使う回数の多い小物をオシャレなかごなどを置いて片付ける他、折りたたみベッドも布団を収納するスペースもいりませんし、普通のベッドのように、生活空間を狭くしてしまうようなこともありません。
オシャレな布でカバーを作ってかけておいたら、さらに素敵ですね。
収納マイスターとは
収納マイスターとは、お片付けが下手で悩んでいる人を救ってくれる「収納のプロフェッショナルです。
収納上手になりたいと真剣に悩んでいる人もいますし、反対にお片付けが上手でお片付けが趣味という人まで様々です。
お片付けが上手で趣味という人には「収納マイスター」という資格を取って、収納が下手で悩んでいる人の指導をすることをお勧めします。
今のところ通信講座だけでの勉強になりますが、反対にお片付けが苦手という方も、本格的に勉強してみることで、片付け上手になることをお勧めします。
系統的に学ぶ収納術は、きっとあなたの快適ライフの役に立つことでしょう。
お片付けぐらいで通信教育で学ぶなんて・・・と、思われるかもしれません。
しかし、簡単そうでできないのがお片付けです。しかし、片付かない部屋でイライラしながら暮らすより、勉強して素晴らしい生活を演出できるとしたら、あなたはどちらを選びますか?
学校の勉強も、勉強が分かる子は勉強が苦痛ではありませんが、反対に勉強が分からない子は、授業中机に腰かけて座っているだけでも苦痛です。
それと同じで、マイスターの勉強をすることで、収納やお掃除やお片付けが上手になると、さらに楽しいものにしてくれるはずです。
反対にお片付けや収納術が上手で興味がある方は、マイスターの通信講座でプロの資格を取り、好きな仕事で活躍できるのも可能です。
収納マイスターはまだ新しい分野ですが、ハウスメーカーなどでニーズのある分野です。