一年の中でも引越しが最も多い月は2月と3月というのは誰でもご存知のことでしょう。これは日本の根幹ともいえるシステムと大きな関連があります。そして最も料金相場が高くなる時期でもあるんです。
今回はその引越しの中でも単身者の引越しにスポットを当ててみましょう。単身者の引越しからどのような場面を想像するでしょうか。独り身の気楽さから荷物も少なく引越しも難易度の低い楽なものという認識を持つ人が多いと思います。
それでも単身者である当の本人にしたら引越しというものは面倒なものでできればしたくないと思う人が多いようです。それでもほとんどの人は長い人生の中で少なからず引越しを経験しています。引越しを経験せずに人生を終える人というのは皆無といえるのではないでしょうか。ですので長い人生のうちで経験する引越しを単身者のうちに経験しておくことは人生にとってもプラスになることはいうまでもありません。
そして単身者の引越しの多くは3月に集中していることも付け加えておきましょう。この時期は引越しが重なる時期でもありますか引越し業者を確保するのも大変です。そのようなことから単身者の引越しといえども引越しが決まれば少しでも早く引越し業者を確保しなくてはいけませんし、なによりも引越しの日取りを決めることが先決であるのはいうまでもありません。引越しが3月と決まった場合はまずは日取りを決めて引越し業者の確保です。もちろん引越し先も決めなくてはいけないのはいうまでもありません。
就職という大イベントのための単身引越し
単身での引越しというと新入学の学生や社会人の転勤などを思い浮かべます。確かに新入学の学生の引越しは数が多そうですが、それと同じくらいに多いのが新社会人の引越しです。就職を決めての引越しですから、学生のときに住んでいた住まいをひきはらって新しい住まいに引越すのが通例となっているのです。それでも多くの新社会人は就職で引越しをするのは初めてではないケースが多いのです。
何故なら大学に入学するときに下宿などに引越しをするケースが多くそのときに引越しを経験しているというのが強みといえるかもしれません。それでもそのときの荷物はほとんどないことを考えると新入学のときの引越しはカウントにいれないほうがいいという場合もあります。ですから本格的な引越しとなると就職を決めて新社会人になるときのことを差すほうが妥当といえるかもしれません。
現在の学生の就活から内定をもらうまで、そして内定をもらってから大学の卒業までは1年程度あるのが普通です。もちろん中にはぎりぎりまで就活をしている学生もあることでしょう。それでも内定をもらって最初の配属先は通常は内定をもらってから早い時期にやってきます。そこから引越し先を決めて引越しの日取りを決めて引越し業者を決めるということは比較的余裕をもって進めることができます。特に3月は引越し業者の確保が難しい時期でもありますが、それでも早めに確保できるのでそれほど難易度は高くないといえるでしょう。
大学、専門学校等に入学するために単身引越しする
現在の日本では3月に引越しが重なるのは仕方のないことです。引越しは社会人だけのものではありません。この春から高校生になる人、あるいは大学生になる人でも多くの人は引越しが必要になることでしょう。小中学校は自宅から通える距離にあることが普通なのですが、高校になるとなかなか自宅からの通学が難しい人も出てきます。それは離島に住んでいる人がそうですし、家から遠く離れている人もそうでしょう。中には全寮制という高校もあります。そのような人たちはひょっとしたら人生最初の引越しをすることになるかもしれません。
また、大学生になる人は引越しをする確率はぐんと上がります。というのも大学があちこちにあるわけではありませんし、希望する大学や合格した大学が遠く離れた場所にあることのほうが多いからです。ですから大学生になると大半の人は引越しをしなくてはいけなくなりますね。大学の入学時期は変わらないのですが、大学に合格する時期というものは人それぞれです。
中には3月ぎりぎりまで合格が決まらない人もいれば、前年の秋くらいに推薦などで早々に入学を決めてしまう人もいるのです。どちらにしても受験などで合格をしなくては、引越し先を決めることはできません。そして合格が決まるとまずはすぐにでも引越し先、言うなれば下宿先を決めなくてはいけないのです。それから引越し業者の確保ですね。ぎりぎりになってしまうと自分で引越しをしなくてはいけない羽目になることもあります。
留学や赴任などで海外へ引越す時
グローバルな社会では、海外赴任ということも決して珍しい時代ではなくなりました。現在では、大企業はもとより、中小企業でも商談があれば、そしてチャンスがあれば海外にもいとわずに出かけなければいけないこともあるのです。
このようなことから製造業などはいち早く海外に工場を建てて現地の人を雇って現地生産を行っています。それでも製品は日本の企業のものですから品質管理などで現地にたくさんの日本人を派遣しなくてはいけません。そうなると単身者の人が優先的に配属されることになるのです。これが日本の生産人口の空洞化を招いているといっても過言ではないのですが、現実として海外赴任ということはたくさん起こっているのです。
海外赴任ということになればたいていの場合、赴任先の宿舎は会社が用意してくれています。家財道具なども全て完備しているはずですので、単身赴任としてもそれほどの荷物は必要ありません。極端に言えば衣服だけで十分といえるのです。もちろん衣服は現地で調達することができますから、旅行に行く気分で出かけることも十分かのうなのです。もしも海外に定住するということになっても家財道具一式を運ぶということは現実的ではありません。それよりも全て現地調達のほうが安上がりなのはいうまでもありません。海外赴任でも海外への引越しでも必要なものは現地で調達するということが基本ですので格段、大変ということはないといえるかもしれません。