引越しが決まったら、確認しておきたいことが何点かあります。まずは現在住んでいるお家の手続きからです。日程が決まり次第、解約の手続きは早めにとるといいでしょう。
それから、荷造り、不要品の処分、引越し会社の選択…などなど、引越しが決まった時点で早めにやるべきことを整理しておきましょう。
引越しが決まったら、引越しの日時も決めなくてはいけません。人によっては、『絶対この日でないとダメ』と言う方もいらっしゃると思うので、その場合は仕方がありませんが、それ以外の場合は引越し会社を決めるときにある程度の候補の日をあげておくと良い交渉ができるかもしれません。
引越しを行うときにさけて通れない『荷造り(梱包)』という大仕事…。部屋の中の荷物を段ボールにつめていく作業は、思いのほか大変なので、計画的に作業を進めていきましょう。
不要品の処分も、引越しをきっかけに整理するとよいでしょう。引越しが決まったら荷造りをして、本当に必要なものと、そうでないものに分けて、いらないものは思い切って断捨離しましょう。
引越しの際にあると便利なものを挙げてみると、道具類では、荷造りひも、ガムテープ、セロハンテープ、はさみ、カッター、軍手、マジックペン、工具類、ぞうきんなどですね。それから引越し前にある程度、大きな家具や家電の配置を考えておきます。引越し当日に引越し会社のスタッフに素早く指示することができ、スムーズな搬入ができます。
段ボールの調達方法も確認しておくと良いでしょう。段ボールは契約した引越し会社が無料でくれる事が多いですが、料金を安く設定しているところは有料の場合があります。ですので、必ず段ボールがつくかどうかを問い合わせしておいた方が無難です。
やることリスト作りで万全の引越し準備を!
ここではやることリスト作りについて考えていきます。まずは引越し前の1か月でやらなければならないことをまとめます。一般に30日前までに現住所の退去申告、新居選びと下見、引越し業者選び、粗大ごみの処分と不用品の処分・リサイクル、転校届、新居ですぐ使いたいなら3週間くらい前にはインターネットの契約申込みを済ませておくとよいでしょう。
次に引越し前2週間でやらなければならないことをまとめます。郵便物の転送届、定期購入している新聞・牛乳の住所変更、NHKの住所変更、またペットの登録変更の手続きも忘れないでください。
引越し前日までにやらなければならないことは細かい変更手続きが多いです。固定電話の契約変更、電気・ガス・水道などライフラインの変更手続き、銀行の住所変更、転出・転居届、国民健康保険の資格喪失届、印鑑登録の廃止、福祉関係の手続、携帯電話の住所変更、各種保険の住所変更、引越し後の挨拶用手土産の準備、新居のレイアウト作成、もちろん荷物の梱包作業も並行して行っていきます。
引越し前日にやらなければならないことは家の中でする作業が多いようです。冷蔵庫を空にしてコンセントを抜いておく、テレビ・オーディオのコードをまとめる、パソコンのバックアップを取り、配線をまとめる、照明器具を取外す、貴重品をまとめる、当日清算の場合は現金も確認が必要でしょう。
当日は旧居・新居での近所の挨拶、搬入した荷物の確認、電気・ガス・水道の使用開始立ち合い、荷解き・整理などです。主な搬出・搬入作業は業者が行うので、引越しそのもので必要なことといったら的確な指示が出せるようにするといったことくらいでしょうか。
賃貸マンションなどのお住まいの方は退出後、必ず業者のクリーニングが入ると思いますが、礼儀として、ある程度のお掃除はしてから退出しましょう。今までお世話になったご近所さんに挨拶をしにいくことも忘れずに。
そして引越し後です。旧居の立ち合い確認、敷金精算、転入届、不動産登記の住所変更、自動車・原付自転車の登録変更、運転免許の住所変更、転校手続き、国民健康保険加入手続き、国民年金住所変更、印鑑登録、パスポート・クレジットカードの住所変更、ペットの登録など、ほとんどが住所変更です。
以上のことを自分なりの見やすいリストとして作成し、スムーズな引越しにしましょう。
そして自分で(あるいは家族全員で)すべて行うのか、それともお金を払って業者を利用するのかを決めましょう。専門業者を利用するのであれば引越し費用がどのくらいするのかを確認してみましょう。