引越し業者に引越しを依頼した場合、様々な荷物の運搬方法があります。
市内の引越しであれば旧居から荷物を搬出し新居へ荷物を搬入するまで、一日で引越し作業を終わらせますが、この一連の作業でトラックを専有する状態を一般的にチャーター便と言っています。
長距離の引越しでこのチャーター便を利用した場合、トラックを長時間専有してしまうため、非常に高額な引越しとなってしまいます。
長距離では業者さんによって様々な運搬方法があり、混載便やコンテナ便などがあります。基本的には県間などの長距離の部分と、新・旧居へ運搬する市内・近距離の部分の輸送を分業するというものです。これらの方法を利用すると料金を下げることができるのでどのような運搬手段を採るかはとても重要です。
チャーター便とは
チャーター便とは引越し会社のトラックとドライバーさんだけを利用するものです。つまり荷物の梱包や搬出、引越し先への荷物の搬入まですべて自分で行って輸送の部分だけを使うというもの。大きな家具や家電製品なども自分で行わなければならないので友人・知人に手伝ってもらうとか荷物が少ないとかの場合に有効な手段です。
もっとも引越しを手伝ってもらった友人に食事をご馳走したりすることになるとは思いますので、費用面だけを考えるとそれほどお得なものでもないのかな?という感じはありますよね。
混載便とは
混載便は最大で50%程安くなることもある、お得な引越しの手段として一部の人に知られるものです(あまり一般的ではありませんよね)。そんなに安くなるのなら利用したいと思うのですが、ただしデメリットもあるのです。
混載便とは文字通り、他人の荷物と混載するという、いわば相乗りの手段ですので、長距離で同一方面への引越し荷物が集まらないと出発できないという事情があるのですね。なので荷物が希望の日に到着しないというようなタイミング次第の面もあるのです(頻繁に引っ越しが行われている大都市間であれば心配はないかもしれません)。
専用ボックスに荷物を詰め込む単身パックというサービスも、この混載便の一種となります。
コンテナ便というのもあります
混在便とは輸送方法がちょっと違いますが、日通の単身パックXというサービスがあります。これは貨物列車で2トンコンテナを運ぶというものです。大都市中心部間の引越しにしか利用できない(サービス提供エリアが限られている)、3月20日から4月10日の間は利用できないなどの制限がありますが使えるサービスです。
帰り便とは?
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という本がありましたよね。私も不思議だったので以前に本屋で購入して読んだことがあります。大雑把に言うと、配達を済ませて何もしないで帰ってくるのはモッタイナイので、その帰りの道でアレをやっていることだったと思います。
引っ越しでいうところの「帰り便」とはまさにこのことのようですね。引っ越しを終わらせて帰って来る時に空のトラックをただ走らせるのはモッタイナイので荷物を積んで帰ってきたい。。というのは当たり前ですよね^^
帰り便は家族引越しでは利用できない?
帰り便の利用に関してはタイミングの問題が大きいので、いつでも利用できるというものではなりません。輸送費が半額になるということもある、安さは確かに魅力的ですが、ただし安いに相当する程度のサービスであるということは理解しておく必要があるでしょう。また帰り便は正確な見積もりなどはしていないようですので基本的には少ない荷物量でしか利用はできないのが普通のようです。家族引越しのような荷物量が多いケースでは利用できないのが通常のようです。
この帰り便を利用するとかなり安くなるそうなのですが、しかしこれにはタイミングが合うかどうか?、そして引っ越し会社の都合に合わせないとイケナイなどのことがあります。
安い引越しをしたいならまずは見積もり比較を!
混載便などを使って安くするという以前に、とにかく複数の引越し業者の料金を比較するということが絶対に必要です。
私の経験ですが、25万円払った区間の引越しが、次は9万円で引越しができたのはひとえに面倒臭がらずに引越し業者に電話をして見積もり料金を聞きまくった努力の賜物なんですから(一種の執念かもしれませ^^;;)。
その当時は見積り一括取得サービスのようなものが無い時代だったので、比較するためには電話帳を見ながらという行動を取るしか手段はありませんでしたが、、、ネットで一括取得できるというこのサービスは本当に涙がちょちょぎれるほど便利なサービスなんですよ(笑)。
全国200社以上が参加している引越し一括見積もり取得サービス!
どこまで自分たちで行うのか?によって引越し費用をある程度安くすることは可能です。ですが前述したように引越しを手伝ってもらったお礼をしたりするとかえって高くついたりする場合も多いかもしれませんよね。
引越会社複数から見積もりを取るともの凄く高い業者もある一方で随分と安い見積もりを出してくれる会社もあります。引越し料金がどのくらいするのかは「帰り便」に偶然当たるなどの運次第という面も大きいので、「おまかせパック」のようななんでもやってくれるサービスを利用しても凄く安上がりな料金となることもあります。ですのでまずは引越し一括見積もり取得サービスを使って料金を比べてみるのが良いですよ。無料で使えるので損することは何もないサービスなんです。